『明珠在掌』……これは“みょうじゅたなごころにあり”と読む禅語です。“素晴らしい宝物は掌(てのひら)の中にある”という意味です。具体的に表現すれば、“誰もが例外なく、自分の中に独自の才能と資質、豊かな人生経験と無限の可能性という宝物を持っている”ということです。さらに申せば、“私たちは「掌」という素晴らしい宝物を持っている”という意味でもあります。激動の時代をよりよく生きるために、一人でも多くの方が、二つの宝物を発見し、磨き上げる第一歩を踏み出すことを願い、『心整体法ワンディセミナー』を開催しております。
「整体」と聞くと、マッサージのように筋肉を揉みほぐすことや、骨や関節をボキボキ鳴らして矯正すること……そのようにイメージする方が大半だと思います。もしくは、医療ではない痛みや病気の治療方法、もしくは代替療法の一種、そのようにお考えの方も多いでしょう。しかし私たちは、それらとは一線を画する整体を実践提唱しています。
私たちは、整体とは命を深く探究し、命の営みを整え、命の力を最大限に引き出し、人間らしく、健康かつ幸せに生きるための道具と考えています。学びを通じて、本当の自分と出会い、自分らしく、自立して、自由に生きることを目指す。そのような独自の整体をお伝えするために、この『心整体法ワンディセミナー』を企画開催しております。
このセミナーは、私たちが実践提唱する癒しの人間学『心整体法』の基本的な思想と治癒理論、そして実技を一日でお伝えします。ご参加いただければ、どのような考えのもと、具体的に何をしているのか、そしてなぜ整体によって二つの宝物の発見が可能になるのかをご理解いただけると思います。午前中は座学、午後は実習の講義です。実習は、最も基本的かつ重要な施術法である「ふれる(てあて)」「ゆする(ゆらす)」「さする(なでる)」をお伝えいたします。