MaNavi.Labs  - マ ナ ラ ボ -

" そ の 先 " へ と つ な が る 学 び を 探 求 す る

 ℡ 0798-78-7683
兵庫県西宮市鳴尾町4丁目14-23
受付時間 平日  16:00~21:00
     土曜日 15:00~18:00
ゲームチェンジは、静かに、
       そして着実に進行しています。

VACAと称される混沌とした状況に、生成AIの瞠目すべき進化が合流し、いよいよ先を見通しにくい時代となりました。あらゆる分野でこれまでの常識が通用しなくなることは、容易に想像されることでしょう。80年周期の歴史サイクル説にもとづけば、この2020年代前半というのは、明治維新、世界大戦での敗戦という80年間隔のビッグイベントを経た、その次の80周年となる大きな時代の節目にあたることからも、大転換期到来の様相が色濃くなってまいりました。

そうした時節、日本の教育の在り方は大きな変化を迫られています。山積する課題の中でも最もアップデートを要するのは、「答えのある問題を解くことに傾斜している」「与えられた問題にひたすら受け身で取り組む」というスタイル。そしてそれら問題群を処理する能力(学力)主体に序列づけされるというシステムも、どうにも旧態依然として時代にかみ合っていないのではないか、とMaNavi.Labsは考えております。

実社会は答えが一つに定められない問題にあふれています。そうした中で、日本的システムに過適応してしまうと、反応することはできても、自分事として引き付ける発想、能動的に対応するセンスは生まれにくいでしょう。また、学力偏差値に偏向した優劣の評価は、評価の如何を問わず、子どもの可能性を少なからず見失わせてしまっていると考えられます。さらに制服着用に象徴されるように、高度に均質性が要求され、はみ出ることに不寛容な画一的な教育文化も根強く見受けられます。戦後日本史の文脈になぞらえれば、高度成長期の工業社会における規格品大量生産モデルに、子ども達をいまだ押し込めてしまっているとも言えるでしょう。

※VUCA=Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった言葉で
     変化が激しく、予測困難な社会経済情勢を表す。
デジタル革命が導く超高度情報化、AI駆動型の社会システム変革、はたまた加速する少子高齢化、そして世界統治機構の構造的転換という文脈のもと、これからの時代を生き抜くための前提条件は急速に変化しています。「答えが予め定められた問題」を解く能力は、今後ますます陳腐化していくことでしょう。学業が優秀であれば先を見通す一つのヒントにはなりえても、だからといって安泰ではありません。しかしながら同時に、コロナ禍に象徴されるように、社会変動が苛烈に、時に非連続な形で次々と押し寄せる昨今、学科教育という枠組みに必ずしも縛られずに、学ぶこと、学び続けることの価値は、以前にもまして高まっています

現行の教育システムにおいて継承すべきものは継承しつつも、これからの時代を生きる子ども達にとってクリティカルに必要となることは何なのか。加えてそれぞれに力をつけた子ども達が、自分一人のためだけでなく、その力をより広い世界に向けて発揮、還元していくマインドセットを築くにはどうすればいいのか。ーMaNavi.Labsはこの視点をもって常に問い続け、地域社会に対する提案として教育サービスを提供していきたいと思います。

どのプログラムにおいても重点をおくのは、各プログラムの特性に準拠しつつ、「自分の頭を使って考える力」「自ら学ぼうとする心」「主体的に行動する自立心・自律心」「自分を大切にする心」を養うこと。そしてその究極は、それらを統合したものとしての「自らの幸せを定義する力」「自分をフルに活かす力」です。未来ある子ども達が、それぞれの個性を損なわれることなく探求心旺盛に学び、それぞれの特質に基づいたチカラを開花させるお手伝いをさせていただきます。

画像出典 Freepik 著作者 jcomp

MaNavi.Labsが提供する教育プログラム

小中学生向け総合学習塾

一人ひとりの学力レベルに応じて、
個々の学びのデザインをしていきます

対象:小学1年生~中学3年生

✓国語、数学・算数、英語、理科、社会という主要5科へ
 の理解を深め、学業成績の向上を目指す個別指導型
 の学習塾
です。

✓一人ひとりの学習到達度と意欲に応じて、授業内容と
 スピードを調整する”オーダーメイド型”の授業
を提供
 します。さかのぼり学習も先取り学習も可能です。

✓講師の観察やWeb教材のAI判定により、「わからな
 い」「できない」あるいは「わかったつもり」のもとをつ
 ぶしていきます。また、テクニックや丸暗記に頼らず、
 「何故そうなるか」の視点を大事にしながら、各科目で 
 必要とされる思考の型を身につけて、自分の頭を使う
 楽しさを体得していただきます。

✓教材や講師により一方通行的に教え込むのではな
 く、つまずきが見られるところでは、適宜つまずき方に
 応じたヒントを出しながら、ご自身で考え、気づいてい
 ただくプロセスを大切にしています。

学校に通わない/通えないお子様や、お住まいやスケ
 ジュールの関係で通塾が困難な方向けのオンライン
 授業も対応可ですので、お気軽にご相談ください。


☛☛MaNavi.Labs 総合学習塾のページへ
画像ファイル情報 著作者 master1305  出典 Freepik

クリエイティブ教室 SCHOP SCHOOL

既存の枠組みを超えた多彩なプログラムで、社会で活きる”実践的創造力”を育成

対象:小学1年生~小学6年生

社会で活きる実践的創造力”=「答えのない世界で、
 答えを自分で創り出す感性と力」
を培います。

◎社会で活躍するプロフェッショナルの知見や考え方
 と、人を動かす表現力や課題を解決する力をもつクリ
 エイターの知恵
を掛け合わせ、子供の楽しく能動的な
 学びの体験
を生み出します。

いま知りたいテーマや好奇心を刺激するコンテンツ 
 を設定。プロナビゲーターの問いかけと、クラス進行
 役のファシリテーターによる行動促進を通じて、頭を
 動かす、手を動かす、吸収する、協働する、発信すると
 いうクリエイティブ・ワーク
を一貫して行います。

◎正解としての知識を教えるのではなく、各人各様にア
 イデアを生み出し、相互に伝え、理解し合うコミュニケ
 ーションを大切にしています。

◎一テーマ当たり60分×4回のクラスで構成。毎月テー
 マが入れ替わり、アート系、ソーシャル(社会時事)系、
 サイエンス系など、年間で12のテーマに触れることが
 できます。
※2023年秋開講予定。
☛☛SCHOP SCHOOL MaNavi.Labs鳴尾甲子園教室のページへ
▶▶SCHOP SCHOOL公式サイト

英語教室 Lepton

英語4技能をバランスよく発達させる
英語スキル習得プログラム

対象:幼稚園年長~中学3年生

英語4技能=「聞く」「話す」「読む」「書く」のいずれにも
 偏ることなく、4技能そろってバランスよくトレーニング
 していきます。

◆反復練習を旨としており、無理のないスピードで進め
 ます
。宿題もなく、余裕をもって取り組んでいただくこ
 とができます。

◆文法習得主体のプログラムではありません。つまりル
 ールを頭で理解していくのではなく、英語4技能の反
 復練習により、耳、口、目、手といった器官を通じて、英
 語をからだになじませていくメソッドです。

◆高校修了段階までに習得する英単語数が4,000~
 5,000語であるのに対し、Leptonでは最大8,000語あ
 まりの英単語を学びます。

TOEIC®に直結した小中学生向けのコミュニケーショ
 ン英語能力検定テストJETにより、正確な達成度評価
 を行います。 



☛☛MaMavi.Labs Lepton鳴尾教室のページへ

▶▶Lepton公式サイト

”その先”へと学びをつなげていくために ーMaNavi.Labsが大切にする10の小さな行動目標ー

①今の自分なりに最後までやり切る。中途半端はやらないに等しい。

②はじめから「できない」と言って限界を自分で決めない。「できない」は自分の成長を止める。

③挑戦に失敗(間違い)はつきもの。恐れずにチャレンジして、失敗を楽しもう。

④自分自身の失敗が最大の財産。そこから最大限学び取ろう。

⑤与えられた答えでは遠くに行けない。一度はもがいてみることで自分事にし、脳に独自の回路をつくっていく。

⑥いま起きていることは、すべて自分の選択の結果。何事も他人や状況のせいにしない。

⑦やる気があるからやるのではなく、やるからやる気が出てくる。だから、いま始めさえすればいい。

⑧今なすべきことに集中する。そうすれば過去も未来も思うままに書き換えられる。

⑨勉強ができるから優れた人間でもなければ、勉強が苦手だからダメな人間でもない。自分なりの進歩があればいい。

⑩仲間は大事。でも群れない。流されない。

これからの教育を考えて行くためのヒント - コラム集 -

各ステージにおける脱・学力偏向型選抜へのシフト

いまや大学入学者の半数は、推薦型入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)を通じて大学へと進学しています。特に私立大学の推薦型拡大傾向が顕著であり、トップ校の一つが数年内に推薦入学者割合を募集定員の6割まで拡大するという中期計画を公表しています。この名門大学では、推薦型入試で入学する学生の方が、一般選抜を経た学生よりも大学内での学業成績が優良であることから、このような入試改革を断行したということも注目に値します。
推薦型入試においては、一定の学力考査のほか、志望理由書など書類、面接、プレゼンテーション、グループディスカッション等による審査が行われますが、いずれも受験生を多面的、総合的に評価するという基本方針の下、ペーパー試験では測定できない「物事に主体的に取り組む意欲」や「学びを人生や社会に活かそうとする姿勢」が問われることになります。多様化、グローバル化といった時代の潮流に大学サイドが対応した結果としての選抜方式の変化であり、この期に及んで学力そのものが無効化したわけでは決してありませんが、プラスアルファが求められつつあることがうかがえます。

こうした状況下、公立高校入試にも大きな変化の兆しが見られます。広島県の公立高校入試「一次選抜」の一般枠に面談形式の「自己表現」が導入され、従来の本試験成績、調査書(内申書)、新設の自己表現の各配点比率を「6:2:2」と設定する仕様で、R5年度から運用が開始されています。県教育委員会によると、「15歳の生徒に身に付けておいてもらいたい力」として「自己を認識する力」「自分の人生を選択する力」「表現する力」を挙げ、自分がどんな人間か、長所、得意なことなど、自分について理解できているか、目標、将来について自分で考え、選択・決定する意思があるか、自分自身の考え、思いを相手にわかりやすく伝える力があるか、という非認知的領域まで含めてトータルに評価していく主旨のようです。公教育の運営サイドが主導して、公立高校の一般受験者層に対して広く「自己表現」のような選抜方式を課すということには、従来的な学力偏向を脱するというメッセージが感じられるとともに、自分が何者であり、どこへ向かおうとしているのか、そして何のために学ぶのかということを接合させるという狙いを読み取ることがきます。

さらに、小学校受験専門のオンラインサロンを主催されている大原英子氏によると、2024年度小学校入試における顕著な傾向として、「自らの考えを表現し、他者に伝える」という課題を出す学校が明確に増えたようです。小学校受験シーンではこれまでも、自分の経験を絵画や工作で表現し、わかりやすく伝えることを求める課題は定番でしたが、今年はさらにハードルが上がり、出題テーマに対し各自の考えを持ち寄ってグループワークを行った後、質問をし合ったり、一つにまとめ上げて発表したりするような課題が目立ったようです。初等教育の段階でも、外部から与えられた知識だけでなく、子ども自身がその場の課題に対し自分なりの視点をもって考えることができるか、他者との協働においていかに寄与できるか、即応力やコミュニケーション力が重視され始めています。

グラフ出典:Between情報サイト HP

ブルーム・タキソノミーによる新時代教育目標イメージ

教育心理学者であるベンジャミン・ブルームによって提唱された「ブルーム・タキソノミー」(上掲)は、教育目標を数段階に分類し、学習者の指導や評価、またその方法論の開発に応用されることの多い枠組みです。上の図解では、1⇒6に従って思考様式が低次元から高次元へと移行する様が表現されています。1~6の各段階を日本語で示すと以下のようになり、大まかな分類として、1~3が低次思考、4~6が高次思考と設定されます。

1.記憶     )))))
2.理解      )))))⇒ 低次思考
3.適用・応用 )))))   
4.分析     )))))
5.評価・判断     )))))⇒高次思考
6.創造     )))))
 
従来のいわゆる詰め込み式の学校教育は、「記憶」「理解」「適用・応用」までをカバーし、授けられた知識を正確に記憶、理解し、それを別の場面に応用して推測を行う能力を身に付けさせるまでが役割でしたが、左掲の国内各ステージの選抜方式の大きな変化は、その重心が高次思考へとシフトしつつあることを示しています。

高次思考とはどのようなものか。21世紀型教育機構理事であり、多くの学校のカリキュラムマネージャーを務められている石川一郎氏の著書『捨てられる教師』を援用すると、「「記憶」「理解」「応用」の上で物事を分類、構造的に理解し、予測を立てる「分析」の能力。その上で物事の様々な要素を集めて編集し、そこから仮説を立てて新しいことを構想し、自分なりの価値観や哲学、信念をもって決定を下す「評価・判断」の能力。さらに何かを生み出す「創造」の能力ー。正解のない問いについて、知識を元に論理的、多角的に迫り、個別具体的な認知と、メタ的・俯瞰的認知を往来しながら、最終的に自分軸に従って決定を下し、新しい価値を創造すること」。低次思考を高次思考につなげて思考を自由に跳躍させ、自分なりに決断し、新しい価値を創造する力こそが、これからの世の中において、社会の一員として各々の個性や才能を発揮しながら生き抜いていくためにより強く求められていると言えましょう。

いわゆる従来型のペーパーテストにおいても、上位ランクの大学ほど高次思考を問う出題、つまり「正解のない問い」について考える思考力を試すケースが目立ちます。私立トップ大のある学部の2020年度入試では、「世の不条理」について数点列挙させ、そう考える理由と解決策を問う出題がなされました。このレベルの問いになると、常日頃自分なりの問題意識を温め、身近なところから物事を考える習慣、あるいは従来型教育で旨とする、外側から与えられたものへの反応度ではなく、独自の視点、内発的かつ自律的な思考および想像力をもとにした創造性豊かな「自分なりの答え」を導く力が必要となり、いまやより広範囲で高次の思考力が問われる時を迎えたことが見てとれます。

不登校児童数が激増

ここ五年程度の増加率の上昇は、”爆増”とも言うべき由々しき事態です。R2年以降は、コロナ禍の影響により心身のバランスを喪失する児童の増加が反映されていると思われますが、それを除いても増加傾向が続きこそすれ、自然な減少など期待できない状況です。不登校容認へと保護者の姿勢が変化していることや、オンライン教材など、不登校児童でも学びを継続できる環境が整備されつつあるという背景も指摘されており、これらを踏まえれば今後この傾向はさらに勢いづくと予想されます。
「不登校は親のせい」とか「人間が脆くなったせい」という見解は、与するに値しないとまでは言わないまでも、社会的課題という視点が欠如しています。現下の状況は、現行教育体制に対して子供たちが突きつけた強烈なNoであり、拒否感と捉える発想が必要でしょう。
いずれにせよ「学校にいきたくない」と思う児童の急速な増加は、学齢期の子供たちにとって、学校が理想の「学びの場」ではなくなりつつあることを示しています。子供たちの学ぶ意欲が減退したのではなく、減点主義に根差した学力偏差値偏向の評価システム、全員一律の制服制度や「みんな仲良く」のような空疎な標語に漂う個性の封殺ともいうべき閉塞的な空気感に、敏感な子供たちが強く反応しているのではないでしょうか。こうした要因が複合的に折り重なったままでは、学校に通う意味がわからない、あるいは学校では自分が自分として受け入れられないというようなことは今後も継続的に発生します。人間には学びたい本能があり、特に幼少~学齢期の子供たちは本来学ぶことが大好きなはず、という観点に立ち、時代の在り方に即した学びの場、教育システムの再構築が急務といえます。

グラフ出典:ReseED HP

私立中学受験の再加熱化と新興教育機関の台頭

少子化が進行し、年々小6人口が減少する最中、中学受験率が上昇傾向にあります。上掲のデータは首都圏限定のものではありますが、ここ関西圏でも同様の傾向にあるように感じられます。学習指導要領の改訂やそれに伴う新課程下での大学入試の実施といった構造的変化への適応性、あるいは思考力、表現力、判断力の育成など時代の要請への対応力が、私立中学の方に優位性ありと保護者層が考えているほか、コロナ禍において私立中学が軒並み瞠目すべき初動を見せたことが、近年の漸増傾向に拍車をかけていると見られます。
また、いまや在籍者数日本一のマンモス高となった私立通信高校であるN高等学校及びS高等学校の存在感は、もはや公教育に対する代替機関という位置づけに収まらない、明らかな潮目の変化と言えるでしょう。私立通信系といっても、事情がある生徒の集積場に留まらないのは、近年の難関大学進学実績を見ても明らかです。最先端のテクノロジーとネットを駆使した「未来の学校」として創設されたこともあり、新しい時代の新しい学び場として強烈な存在感を放っています。オンライン学習主体であることから強い自主性が要求されるものの、メンターと呼ばれるサポーターが学習進捗確認や面談など、事細かにサポートする体制が整備されています。単位認定外の課外授業もバラエティに富んでおり、大学受験対策講座をはじめ、プログラミング、機械学習、Webデザイン、動画制作といったクリエイティブ系スキル講座、語学、投資、エンタテインメント、声優などの講座まで、時代性にマッチしたラインナップが豊富に提供されています。
従来型の公教育だけではカバーできない教育ニーズの多様化に対する受け皿の拡大は、教育の在り方が大きく変容していく一端を示しています。

グラフ出典:首都圏模試センターHP

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