【Design purpose】
海に近く、幹線道路に面する敷地。外部環境への配慮と、暮らしの快適性を両立させるため、窓の配置を計画的に制御しつつ、自然光と風を取り入れる設計がなされている。 この住宅の最大の特徴は、庭とシームレスにつながる広いウッドデッキである。リビングからフラットにつながるデッキは、屋内と屋外の境界を曖昧にし、日常に新たな広がりをもたらす。庭に向けた大きな開口部は、光や風を柔らかく取り込みながら、周囲の景色を内部に招き入れる装置として機能している。 さらに、敷地の高低差を設計に取り入れたことで、空間にリズムが生まれ、視線の抜け感を最大限に確保した。