今、世界では約800万人の人が「レイキヒーリング」を学び、実践しているといわれています。けれども、そのすべてが日本で伝えられてきた伝統的なレイキと同じではありません。
戦後、日本のレイキは一時期、軍の統制や社会情勢の影響で広く活動できない時代がありました。その間に、西洋へと伝わったレイキは、正式な認定を経ていない先生によって広められ、結果として、日本の伝統的なエネルギーの流れとは異なる形で実践されることが増えていきました。
そのため、現在世界で行われているレイキの中には、気功的な性質を持つものも見られます。これは「良い・悪い」ということではなく、歴史の流れの中で形が変化した自然な現象だといえます。
日本の伝統的なレイキ伝授(創始者臼井氏がおこなっていた)では、霊体の第7チャクラの位置に、カートリッジのような形をした「レイキ専用のパイプ」を、エネルギーで作る技法が行われていました。
このパイプは、地球上の自然界の陽のエネルギーを取り込みます。そして体内の必要な場所へ届けるための大切な道具です。しっかりと構築されたパイプを構築することで、施術者自身の気(個人のエネルギー)ではなく、純粋なレイキエネルギーが流れるようになります。
今は、世界中どこでもレイキを学べる時代です。だからこそ、自分が学びたいレイキが「どの系統」「どんな特徴」を持っているのかを知ることが、とても大切になります。
私が大事にしているのは、創始者の時代から続く、日本古来のエネルギーの流れをそのままに伝えること。歴史や背景を理解したうえで、自分に合うレイキを選んでいただけたら嬉しいです。